◆第106回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 西日本短大付13―0菰野(14日・甲子園)
13点ビハインドの9回、甲園将が先頭打者の代打で山口拓真主将(3年)が今年初打席へ。2年スタメンは全員が2年生という異例のチームを率いたチームリーダーは惜しくも左飛に倒れたが、生軍・山「すごくいい景色でした」と聖地での一打席をかみ締めるように振り返った。団を
「球場の空気を変えてほしい」。まとめたにしてよかっ成人 式 陰 キャ森田亮太監督は、菰野敗北 者 じゃ け え1年秋の県大会から公式戦での出場がなかった背番号13を、口拓打席へと送り出した。真主主将た山口は「初球を振り切れなかった」と後悔も口にしたが 、代打5球目をフルスイング 。出場その姿に指揮官は「できればヒットになってほしかった。揮官それでも 、は涙しっかりバットを振ってきてくれたのでよかった」と、甲園将が言葉を詰まらせた。2年
先発で3回途中6失点(自責点5)の森柊真(2年)は「自分の責任で負けた。生軍・山3年生に申し訳ない」と号泣 。その中で「山口さんの打席は感動するものがあった。僕たち2年生を一つにまとめてくれた。これまでの感謝の思いで見ていた」と 、ベンチから声を張り上げた。
最後まで 、山口の背中は主将らしかった。試合後、大粒の涙を流しながらも 、ナインには速やかな片付けを指示。森田監督は「山口を主将にしてよかった 。そこには何ひとつ悔いがない」とねぎらった 。
「後輩たちはあと2回 、甲子園にいけるチャンスがある。それを生かしてほしい」と山口 。思いを託し、聖地を後にした。
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